ソフトバンクが負けてくれたので、マジックはひとつ減って7。札幌ドームでの胴上げはなくなったけど、今日はこれでいい。
だがここにきての故障者続出が痛い。なんとこの日江尻も登録抹消となり、ガタガタの先発陣を支えてきた救援陣までも雲行きが怪しくなってきた。代わりに上がってきたのは萩原だが、この人にしろ金澤にしろ、力量のほどはわかっている。うちの投手陣の中ではせいぜい敗戦処理がいいところ。現に金澤は今日も8回裏に2点差まで追い上げ最終回の攻撃に賭けようとしたところであっさり打たれ、ものの見事に反撃ムードに水を差してくれた。使い減りしないのが両者のいいところであるにせよ、この後に及んで敗戦処理はふたりもいらない。といってほかに上げる投手もこれといっていないから、現有戦力でやっていくしかないのが苦しい。押本も(今日は場面が場面だけに同情の余地はあるが)、投げてみなければわからない状態だ。糸数とかあげてみたら面白そうだけど、この期に及んで一軍実績もない新人を上げるような冒険はしないだろう。ハワイ・ウィンター・リーグへの参加も決まっているようだし。8回からの武田久〜マイケルの勝ちパターンに持ち込むために、打線がはやめのリードを奪うこと。そして先発が最低でも7回まで持ちこたえてくれること。これが勝利の条件だ。そして同点、あるいは僅差のビハインド時は金森と押本に死ぬ気で頑張ってもらう。もうこれしかない。
しかし7回まで持ちこたえてくれそうな先発がダルと勝しかいないという緊急事態。これで3試合連続で6回まで持たずKOされた八木はもう、今季は多くを望めないだろう(ほんとは下に落として再調整、といきたいところだが、これまた、代わりに上げるような人材がいない。金村や建山はいったいどうしちゃったのだ?)。 スウィーニーも不安定だし、あしたプロ初先発の山本も含め、この3人のときは5回までなんとか持ちこたえてもらって、6回以降は小刻みに繋いで勝ちを拾っていくしかないだろう。小谷野の足の具合が良くなさそうなのも気になるが、もうここまできたら気力で乗り切るしかない。あした以降のローテは
23(日)ソフトバンク:山本(初先発)
24(月)ソフトバンク:武田勝(中5日)
25
26(水)楽天:ダル(中6日)
27(木)西武:グリン(復帰)
28(金)西武:スウィーニー(中6日)
29(土)ロッテ:八木(中6日)
30(日)ロッテ:武田勝(中5日)
1
2(火)楽天:ダル(中6日)
こんな感じか。決まるなら週末の千葉マリンあたりが濃厚だが、それまでまだまだ波乱がありそうだ。あしたの相手は斉藤和己。これはもう負けてもともとだから、山本は胸を借りるつもりで思いきって行ってほしい。逃げの投球だけは絶対ダメ!