2009年06月22日

交流戦終了

広島 7X-5 日本ハム

 今日は惜しい試合でした。打線は粘りを見せ、代打攻勢も実を結んで一時は3点差をよく追いつきました。投手陣も、糸数を早々に見切ってはやめの継投策に出たのは、これまで投手交代が遅れて致命傷になっていたのが多かったことを考えれば、賢明でした。しかし林、そしてマサルと、満を持して注ぎ込んだ自慢のリリーフ陣があっさり失点したのが大誤算。スレッジと糸井のお見合いでの不運なヒット(実質エラー)がきっかけになった林は気の毒な面はありましたが、その後踏ん張りきれなかったのはやはり問題。マサルは論外です。久々のブルペン待機で感覚がつかめなかったのかもしれませんが、どうも今年のマサルはピリッとしませんね。先発を引っ張れば傷口を広げ、早めに見切れば中継ぎが失点する。うまくいかないものです。

 そして今日の試合で糸井がついに規定打席数に到達。打率.335(リーグ4位)出塁率.414(5位)長打率.595(2位)、そしてOPSは1.009と堂々の両リーグトップ。得点圏打率も.405(3位)です。こんな強打者を2番に置き、苦手のバントまでさせる采配には大いに疑問がありますね。ほかに適任がいないということもあるかもしれませんが、いったい糸井をどんな打者に育てたいのかさっぱりわからない。いつぞやの監督談話「糸井はどんな打順でもこなしてくれるので助かる」という言葉が、すべてをあらわしている気がします。つまり監督は現有の戦力をいかに使いこなして目先の勝利をモノにするかしか考えていない。糸井のこともただの便利屋としてしか見ていないことは明白。将来的にこの選手をどう育てるか、どういうチームにしたいのか、そういうヴィジョンがまったくない。だから起用が場当たり的になる。このブログでも書いた通り、今年で契約が切れる梨田監督は、来年以降のチームの将来なんて二の次。今年とにかく結果を出さないと自分のクビが危ういからです。伸びしろと可能性はあるが未熟で不安定な若手選手を抜擢・我慢して使うよりも、確実に計算できるベテランや中堅を使ったほうがいい。そう判断してるんでしょう。中田の扱いがいい例ですね。今日の試合後に梨田監督は中田の二軍落ちを明らかにして「打撃は良い当たりをしていたが、現状では(1軍で)うまく使えない」と言ったそうですが、この他人事みたいな言いぐさはあまりにひどい。使っているのはほかならぬアンタで、要は使いこなせないのはアンタの能力不足だろ、と言いたくなりました。そんな監督の寵愛を受け重用されているのが大野。勝敗に直結するという点ではよっぽど新人捕手の起用のほうがリスキーな気がしますが……。

 梨田采配に対して批判的に書いてきましたが、いま現在、下位に低迷してるならまだしも、一応首位をキープして優勝をも狙える位置につけてるんですから、これは評価しなきゃいけない。プロ野球チームの目的は優勝以外にありませんからね。ですが世代交代を押し進めなければ、そのチームに未来はない。この両立が難しいわけで、だからこそ戦力が均衡化した近年、同一チームが何連覇もすることは困難になっているわけです。

 15日付で書いた通り、現在の戦力と、残された数字からして、現在の戦いぶりにはやや物足りない思いもあります。目先の勝利を追い求めているくせに、勝つために最善の野球をやっているとは思えないところもある。そんな梨田ファイターズが今後どうなっていくのか。もちろん優勝すれば八方丸く収まるでしょうが、おそらくそう簡単にコトは進まない。ファンとして全力で応援するのは当然ですし、起用された選手には活躍してほしいと切に願いますが、そのいっぽうでチームとしての戦い方は冷静に、注意深く見守っていきたいと思います。

 育成と勝利を両立しなきゃいけないプロ野球チームとしての一番の理想は、これと決めた監督と長期契約を結び、目先の結果にとらわれず、じっくりと常勝チーム作りの土台から作っていくことでしょう。うちのフロントも、そう考えているはず。果たして今シーズン終了後、梨田さんが長期契約を獲得しそんな盤石の体制を築けるほどの結果を出すことができるのか。興味深いですね。 
posted by Fighters503 at 04:19| Comment(2) | TrackBack(1) | Fighters試合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>来年以降のチームの将来なんて二の次

別に梨田監督がそう言ったわけでもないでしょうし、実際そうとも言えないと思いますけど。大野は確かに中田に比べると贔屓されている様に見えますが、今のファイターズの絶対的正捕手がいない状況ならばありでしょう。どのチームを見てもキャッチャーの世代交代は一番の問題です。どのチームもベテランばっかり。それを考えるとむしろ将来を十分考えての起用にしか見えませんが?これがファイターズに絶対的正捕手がいればまた違ったでしょうが。

んで中田。3塁には小谷野、1塁には信二、DHにはスレッジ、二岡etc。今の中田はまだこれらのメンツをはずしてまで使う価値のある選手ではないと思う。少なくとも小谷野と信二をはずすことは守備面から絶対にありえない。で、唯一考えられるDHなら守備が育たない。つまり優勝争いをしている現在の1軍では「中田は上手く使えるポジションがない」。梨田監督のコメントは当然で、別に他人事で言ってるわけではないでしょう。んで交流戦が終わり先発投手を足す必要がある現状を踏まえて、中田にはまた2軍で守備面を鍛えてもらう。客観的に見ても特に問題はないと思うんですよね。中田だってチーム事情を理解できないほど子供じゃないでしょうし。ってか西武の中村ほど守備面をカバーする打撃を持った選手ならともかく、守備面、打撃面ともに劣る中田にレギュラーを取られたら、それこそ長年2軍でじっくり鍛え、ようやくレギュラーになった小谷野は納得できないでしょう。

なんだかんだ言ってもまだ中田は高卒2年目。本人はもちろん早く1軍のレギュラーに定着したいでしょうが、それは信二、小谷野を控えにしてまで使いたいと思われるように育ってからで十分だと思いますよ。
Posted by ジャミン at 2009年06月24日 10:16
いつも詳細な分析、私もその通りだと思います。6月15日の札幌ドームの試合はひどかった。スレッジが復帰して体調が万全でないのに、スタメン・レフトで使って十分守備ができないのに、使った結果エラーの後も使い続けてかわいそうでした。高校野球の監督の方が上手い采配できると思う。中田の使い方もツーアウトでヒットが出なければ打席に立てない場面で代打を告げる、あれはいじめに近いことを何度もやっている。中田は日本のプロ野球の財産となる貴重な選手と思う、今は小谷野や信二に比べれば力不足であるが、一軍に置いてレギラーがヒットを打てない時に気長に使って育てるべきだ。西武の中村、中島だって始めからあんなに守備はうまくなかった。監督が守備の下手なのを我慢してあんなにいいプレーヤーに育ったんだよ。ヒルマンが帰ってくればダントツの成績になるのにと思う。ドームのレフトスタンドで梨田監督に対する采配をみんなが怒っていることが多い。こんなひどい監督が来年も続けるなら、今年優勝しないで監督交代してほしいとドームで考えることあります。来年も梨田を選んだらフロントも責任ありと思う。サッカーでは試合ごと評価しているが、フロントは梨田監督を採点評価しているのか? ファンはチームを見ていますよ。ヘボ監督は交代させたほうがいい。
Posted by ケビンファイターズ at 2009年06月25日 23:23
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6/21、【C-F】<4> 交流戦最後は勝利で飾れず・・・ リーグ戦再開を前にソフトバンクに並ばれる・・・
Excerpt: ついに今季の交流戦もこの試合が最終試合となった。 リーグ戦再開に向けて勢いをつけていく為にもここは絶対にここは勝利で終わりたい。 そんなこの試合の先発は、日本ハムが糸数投手。広島東洋が前田健投手..
Weblog: やっさん日記
Tracked: 2009-06-22 14:39
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