2009年06月15日

今年を象徴するような試合

中日 11-10 日本ハム

 お久しぶりです。こう更新が稀だと、見に来ていただける人も少ないと思いますが、とりあえず書ける時にということで。

 さて昨日の試合。負けたとはいえ、7点差をあわやというところまで追い詰めた試合展開といい、我が一押し糸井の大活躍といい、中田の技ありのヒットといい、飯山の左翼守備といい(しかしどこでも器用にこなす選手ですね!)、見所十分で楽しめました。しかし惜しい試合であればあるほど敗因もクローズ・アップされるわけで、誰もが感じたのは3回の継投。TVの解説でも、新聞報道でも、糸数の交代が遅れたことを結果として敗因に挙げていました。さすがに監督も投手コーチもミスを認めたようですが、去年からずっと指摘しているように、梨田さんは決断が遅い上に決断力がないですね。そのくせガンコで意固地。監督にとって一番大事なのは投手交代のタイミングのはずですが、そこがダメなんだから困ります。今年の交流戦ではビジター、つまりDHなしの試合の勝率が悪いんですが、投手が打席に立つぶん、より高度な判断が求められるわけで、選手時代を通じてもDH野球しか知らない、近鉄いてまえ出身の梨田さんには難しすぎるということでしょう。

 そもそもまだ3回の時点ですでに試合を諦めてしまったような采配には大いに疑問が残ります。選手は諦めていなかったから1点差まで追い上げたけど、あの時点で真っ先に試合を投げてしまったのが、チームの先頭に立つべき監督なんだから。結果的には見せ場があったにせよ、お金を出して一生懸命応援していたファンも、いい面の皮です。

 そうした監督采配は、チーム成績にも顕著にあらわれています。現在チームの得失点差は+94。これはリーグダントツのトップです(2位は西武の36)。防御率は僅差のリーグ2位、打率はダントツの1位。これだけ見れば1位独走していてもおかしくないですが、実際は2位ソフトバンクとわずか1ゲーム差。いかにうちが勝つときは大差勝ち、負ける時は僅差で競り負けというゲームを繰り返してるかという証拠。現実に、1点差ゲームは現在まで6勝13敗、しかも現在7連敗中(この連敗は交流戦が始まってから)です。07年までは接戦に強い試合巧者だったはずのウチが、いつのまにか接戦に弱く、勝つときは打力で圧倒するだけ、というおおざっぱなチームになってしまった。この状態で防御率が悪いなら仕方ないところもありますが、防御率だって悪くないんだから、いかに継投を含めた戦い方がヘタかということです。これをすべて監督のせいにすることはもちろん乱暴ですが、少なくとも梨田就任前と後では、チームの体質がすっかり変わってしまった。大差勝ち、僅差負けが多いのは、普通なら僅差勝ち、大差負けの試合を打ちまくって大差・僅差にしているから、なんて声もありますが、どんな試合だって負けたときは負けただけの理由がある。今日なんて確かに大差負けの試合を選手ががんばって僅差負けした例ですが、そもそも序盤の時点で試合を諦めてしまったかのような監督采配に問題があったこともまた、否定できないんじゃないでしょうか。

 昨日に関しては建山の故障でリリーフの層が薄くなったことが継投遅れの理由に挙げられていたわけですが、試合終了時点で久も宮西もブルペンに残っていた。しかも前日は宮本しか投げてないし、翌日は休み。来週は木金休みのユルユルのスケジュール。ブルペン全員使っても差し支えないし、たとえ延長になってもしのげるはずです。つまり言い訳にはならない。要は早い回で先発投手をおろす決断がつかないんでしょう。もちろんあそこで、たとえば英智に2-0から逆転タイムリーを打たれた時点で江尻に代えても、抑えきれたかどうかはわからない。抑えきれて1点差で済んでいたら、その後の中日の継投も変わっていたろうし、うちの終盤の猛攻があったかどうかもわからない。ですが、3回の時点で監督の継投決断が遅れ、それが結果として敗因に繋がったことは間違いない。

 ガンコで意固地というのは、今年の野手の起用の仕方を考えてもわかります。確か今年になって、故障以外で一二軍の野手の入れ替えをしたのはヒメネスだけのはず。どんなにスランプがひどかろうが、決して下に落とさない。もちろん今年は打線が好調ってこともありますが、下でどんなに好調でも上にあげようとしない。そして村田や中田のように、あげても使わない。去年はほぼ全員の野手を上でお試し起用して力量を見極め、見極めたあとはこれと決めた選手を徹底的に使い倒すというのが梨田流なんでしょうが、いかにも柔軟性がないですね。一度ダメと烙印を押すとテコでも動かない。私からみれば、たとえば二岡なんて鎌ヶ谷で足が完治するまでじっくり調整させ、万全にしてから後半戦にでも出てきてくれれば、と思います。守れない走れないじゃDHか代打にしか使えないし、常時出場していなきゃ彼のようなタイプはチカラを発揮できない。森本も現在の調子を考えれば、下で徹底的な調整が絶対必要。チームのためにも、本人のためにも、ペナント大詰めの大事な時期に戦力になってもらうため、まだペナント中盤の今こそ決断しなきゃいけないはず。代わりに大きな成長を見せている鵜久森や陽あたりをあげればいいのにと思いますが、一向にそういう気配はないですね。

 もちろん二岡は入団の経緯から、そう簡単に下には落とせないし、森本は貴重な右の外野で、守備面だけでも貴重な戦力です。ならせめてスタメン2番には、ここのところアピールしまくりの村田を使えばいいのにと思いますが(たとえ1〜3番と左が続くことなっても)、そういう決断ができない。思い切った起用をして結果が裏目に出るのが怖いんでしょうか。

 もちろんなんやかや言ってもパリーグ首位。勝敗の結果だけ見れば問題ないわけで、懸案だった打線強化も梨田監督が来てから。小谷野や糸井の開花も、梨田さんの功績と言っていいかもしれない。中田がどうなるかはこれからに注目ですが、せめて偏見や固定観念を抜きにした起用をお願いしたいですね。いまさら競り合いに強い采配を……などと言っても無理でしょうから、今年はそういうチームになってしまったのだとと諦めて応援するしかないですね。

 それにしても糸井はすごいですね、昨日の8回など、ここで打てばすごいなあ、と思っていたら本当に打ったので驚いた。しかも打った瞬間ホームランとわかるようなすさまじい当たり。ここまで打率.331(稲葉は.337)、出塁率.411(稲葉は.441)、長打率.601(稲葉は.557)で、得点圏打率はなんと.432(稲葉は.299)と、稲葉にまったく遜色ない成績。稲葉が戻れば3番は譲り渡すことになりそうですが、現在の勢いなら糸井3番、稲葉5番でいいんじゃないでしょうか。うまくいけば交流戦明けぐらいには規定打席に達するかな? このままケガなく過ごしてほしい。

 小笠原の穴を埋められるとすれば糸井しかいない、と言ったのは解説者の光山英和です。私は福留クラスの大器、と期待してきました。しかし糸井のスケールはそんなものではないかもしれませんね。ほんと、楽しみ。
posted by Fighters503 at 16:19| Comment(1) | TrackBack(1) | Fighters試合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは!
村田2番!糸井3番!稲葉5番!
同じ考えでした。
しかし9点取られて追いつけって言われても
普通ならテンションが上がりませんですよね。
でも追いつけそうになるなんて、選手はすごい!
糸井はどこまで行くのか?
恐ろしくなるくらいですね。
ひちょりとはもう比べられないくらいに・・・
Posted by cheezu at 2009年06月15日 23:20
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6/14、【F-D】<4> 10-11・・・ 最大7点差からの追い上げ一歩及ばずに連勝ストップ・・・
Excerpt: 今年の交流戦もこの試合がホームでの最終戦。 今日の試合の先発は、日本ハムが糸数投手。中日が川井投手。              [[img(http://www.geocities.jp/y..
Weblog: やっさん日記
Tracked: 2009-06-15 21:50
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