2009年04月09日

これでいいのか

楽天 3-1 日本ハム
楽天 6-5 日本ハム
楽天 9-6 日本ハム
日本ハム 9X-1 ロッテ
日本ハム 8X-7 ロッテ

 仕事等でバタバタしていて満足に観戦もできず、日記を書く余裕もなく、すっかりごぶさたしてました。それでも、本当は開幕3連戦が終わった時点で書こうと思ったが、書き出せばネガティヴなことばかりになりそうで、始まったばかりの時点でそうそう悲観的になるのもどうかと思い、自重していたのである。そして、4連敗も覚悟して生観戦した7日の試合に完勝、その勢いで2連勝して借金1まで戻し、次の3連戦で勝ち越せば5分に戻せるところまできた。しかし、はっきりいって開幕3連敗で露呈した問題点が解消されたようには思えなかった。

 開幕5試合の戦い方を見ていると、ファイターズは2年前とはまったく違うチームになってしまったと思わざるをえない。打率、本塁打、チーム得点ともにリーグトップ。そして防御率、失点ともリーグ4位。5試合中先発が5回以上持たなかったのが3回、5試合中4試合まで早い回に先制され、うち3回は初回に失点して序盤で大量リードを許す展開。中継ぎ以降も不安定で、まともにゲームが作れていない。先制した唯一の試合も、投手陣が守りきれない。反面打線は好調で、先制されたのを追いつき、また突き放されても再び打ち返す、という、典型的な「とられたらとりかえす」野球だ。打線の強化がチームとしての最大課題だったことは確かで、それは実現したかもしれない。だがその代わりディフェンスはボロボロである。梨田監督が就任して1年、今までの戦いぶりを見る限り、少ないチャンスを活かし鉄壁のディフェンスで守りきる、という従来の緻密なファイターズ野球はほとんど消滅し、よく言えば豪快な、悪く言えばおおざっぱな「近鉄いてまえ野球」になってしまった。ようやく梨田カラーになったということで監督は満足かもしれないが、それで本当にいいのか? もちろん、こうなった最大の元凶は、試合を作れなかった先発陣にあるのは間違いないが、投手個人にすべての責があるとは思えない。

 以前ここの日記で「梨田采配では勝てない」と断言したことがあったが、その是非はともかく、この監督が緻密な采配を苦手にしていることはあきらか。7日の試合で、中継ぎ3投手を1イニングで使い果たし、しまいに投手が足りなくなって、前日3イニングを投げていた坂元を連投させ競り負けた馬鹿継投が典型的だ。このことについて福良コーチは「先発が試合を作れないんだからしょうがない」と言ったそうだが、先発が早い回で崩れたら全部そういう継投になるのか? そういうときになんとかするのがお前らの役目だろ、と言いたくなってしまった。また攻めるほうにしても、前コーチの白井さんは自身のブログで、選手に進塁打の意識がなく、引っ張りまくって併殺打という最悪のパターンになっていること、また少し前には、全力疾走を怠る選手が増えてきたことも指摘している。凡打だろうがなんだろうが常に全力疾走することで相手ディフェンスにプレッシャーを与えミスを誘発するのが従来のファイターズ野球。それが失われがちであるというのだ。バント/強行のタイミング、選手交代のやり方、等々、すべてが微妙にずれている。つまり2連覇した時のうちの良さは、今のところすっかり影を潜めているのだ。

 もちろん監督が代われば野球の質も変わる。それはそれで仕方ない。だがこういうやり方で一年間戦っていけるのだろうか。もちろん前回は不甲斐なかったスウィーニーも藤井も、次は立て直してくるだろう(そうでなかったら、鎌ヶ谷に行ってもらうしかない)。だが同様に、今は打ちまくっている打線だって、いつまでもこの好調が続くはずがないのだ。必ず打てなくなる時はくる。いい投手がいい投球をすればなおさらだ。そういうときにいかに勝ちを拾っていくか。今の梨田野球にそれができるのか。問題が山積みしている。

とりあえず言いたいこと

1)坂元の使い方を考えてくれ。去年のように先発が早い回に崩れたときのロングリリーフなのか、勝ちパターンの中継ぎもしくはセットアッパーなのか。今までの使われ方を見ていると、彼にどういう役目を与えたいのかわからない。このままじゃ潰れちゃうぞ!

2)須永、谷元、宮西らは、なるべく我慢して使ってほしい。ちょっと四球を出したりヒットを打たれたぐらいで簡単に代えてしまっては、育つモノも育たない。

3)糸井と森本を左右で使い分けるなら、信二とヒメネスも同様にしてくれ!

4)ロクに試しもしないで陽を二軍に落としたのは納得いかない。育てる気はないのか?

posted by Fighters503 at 13:38| Comment(7) | TrackBack(5) | Fighters試合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お久しぶりです。
更新、とても楽しみにしていました。
ぴりりと辛いこちらの記事はいつも楽しみにしています。
TBをしようかと思ったのですが、今のところの総括…という形ですから、適切ではないと思い、こちらのコメント欄へ。
『とりあえず言いたいこと』には大賛成です。
特に2番目。
いろいろ中途半端な印象ですが、特に須永、谷元、宮西らの使い方は意図が不明瞭な気がしてなりません。
Posted by タイタン at 2009年04月09日 14:01
>>タイタンさん

ごぶさたしています。お体のほうは大丈夫ですか。

梨田さんは今年で2年契約が切れるということで、育成よりも結果に、シーズン通しての戦い方を確立することよりも目先の勝利に目が向いている感があります。3戦目の後先考えない猫の目継投なんて、その典型的な例ですね。打線は水物なんで、打てないときは打てない。だからディフェンスを万全な態勢に持っていくのが勝つ確率を一番高めてくれる……のは、捕手出身の梨田さんが一番よくわかっているはずなんですが。

しかしまあ、昨日や一昨日みたいな、ポンポンとよく打つ野球は、昔のビッグバン打線復活みたいで、懐かしかったことは確かです。東京ドームだからこそ、ですが。
Posted by Fighters503 at 2009年04月09日 14:19
おひさしぶりです。
いつ書いていただけるのか楽しみにしてました。
私と同じ意見だと、私の野球知識もまんざらじゃないと喜んでいます。いつも勉強させていただいてます。
今回もそのとおり!と思わず声が出そうでした。
段々違うチームに・・・
それがいいか悪いかは秋に結果が・・・
昨日の主人の言葉”なんだか勝ってもおもしろくないな〜細かい野球でハラハラドキドキしたいよな〜”同感でした。
Posted by cheezu at 2009年04月09日 18:03
>>cheezuさん

すいませんサボってしまって。
いやいや、私などただの野球好きのオヤジで、リクツをこねたがるだけのオッサンですから。
チームが変わるのは悪いことではないと思いますが、それまでの良さまでは失って欲しくないですね。ご主人のお気持ち、よくわかりますが、ヒルマン時代の前期まではこういう野球がファイターズ野球だったんですよね。だから元に戻っただけともいえるし、こういう野球のほうが楽しめるという人も結構いると思います。難しいところですね。
Posted by Fighters503 at 2009年04月10日 13:42
こんばんは。

1)に関しては、坂元はやはりビハインドでのロングリリーフ要員で方針は一貫していると思いますが。ロッテ戦での登板はあそこで投げさせるピッチャーが彼しかいなかったからかと思われます。(つまり、谷元はまだ信用されていない。)

2)についてはファンが結果論すぎるというか、去年は割かしピッチャーを引っ張って打たれて、投手交代しない梨田はうんたらとか、今年は小刻みに継投したらピッチャー使いすぎこれだから梨田はうんたらかんたら、とね。ちょっと傲慢じゃないかと。

全力疾走を怠るのはいただけませんけど、進塁打ばかりを意識すると逆に打てるヒットにできる球が打てなくなったりとかありますし、こういうのはケースバイケースではないかと思います。引っ張って併殺になったからってその一つ一つを咎めるのもどうかなと。

投手に関しては…今年はどこのチームも派手に炎上してるので今年はこんな感じがデフォルトなのかなと。

陽の二軍降格は私もちょっとどうかなと思いますけどね。状態は悪くない(と思われる)のにチャンスらしいチャンスもなく二軍行きはねぇ。
Posted by Llowny at 2009年04月10日 22:48
>>Llownyさん

書き込みありがとうございます。

坂元の件は、なるほどそういう考えもあるかもしれません。しかしそれなら、なぜ信頼できないピッチャーをベンチに入れるんでしょうか。ベンチに入れる限りは信用すべきではないでしょうか。信頼できない投手をベンチに入れたために、信頼できる投手を役割関係なく酷使してつぶしてしまう、なんて、30年前の野球じゃあるまいし。もちろん坂元はまだ潰れてはいませんが、すでに3試合投げて防御率は10点超えですよ。ともあれ今後の起用法に注目しましょう。

投手起用の件。私が傲慢だと言うおつもりですか? そうおっしゃりたいなら、このブログを最初から全部お読みになって、どこがどう結果論批判で傲慢なのか、具体的に指摘してください。

私が梨田の投手起用に批判的なのは、一貫性がないこと、結果を求めるあまり場当たり的な小手先の起用になっているところです。今の時期に大切なのは選手ひとりひとりにきちんと役目を与え、ちゃんと遂行できるよううまく場を作ってやることだと思います。まして須永、谷元など経験の浅い若い投手の場合はなおさらです。シーズン終盤の優勝がかかった大事な試合なら、どんどん注ぎ込むのもいいでしょう。ですがまだシーズンは始まったばかりです。なにより若手に経験を積ませ、自信をつけさせることが大事だと思います。たとえば須永は対左限定で使うみたいですが、将来のローテ候補としても期待したい大器を、そんなふうに可能性を狭めてしまっていいのか。なにか、シーズン始まったばかりなのにもう尻に火がついて、目先の勝利が欲しいがために使い捨て的な選手起用になっている、そんな気さえします。

そりゃ野球なんだから併殺打ぐらいあるでしょう。でも白井さんは(私も)、結果として併殺打が多いから批判してるんじゃなく、2年前までのうちの野球ならきちんと徹底されていた進塁打の意識が欠けがちであることを言ってるんだと思いますよ。もちろん「進塁打ばかりを意識すると逆に打てるヒットにできる球が打てなくなった」ということはあるかもしれません。しかしそれは確率の問題なんですよ。どんなに優秀な打者でも10回に7回は凡退する。でも進塁打の意識があれば、凡退しても走者は進められる。走者が進めば得点の可能性が高くなる。もちろん進塁打意識などなく強振してヒットになるならいいですが、それこそ「結果オーライ」でしょう。黄金時代の西武はあの清原にまで進塁打の意識が徹底していたようですね。そのために清原はタイトルをとれなかった、という説もあるようですが。

もちろんそういうチマチマと走者を進めてコツコツ点をとる野球が嫌いな人はいると思います。梨田さんもそうなのかもしれない。ヒルマンも最初はそうでした。このままうちの打線がガンガン打ちまくって、かっての梨田近鉄みたいに打線が引っ張って優勝できれば結構なことですが、結局それでも梨田近鉄は日本一にはなれなかったし、強い時代も長続きしませんでしたよね。打線のチームが常勝になったためしはないです。上にも書いたように、打線は水物です。派手なホームランショーに酔うのもいいですが、うちの持ち味だった「一点を泥臭くとりにいく野球」を忘れてほしくはないですね。

「デフォルト」ってなんですか? よそのチームのことなんて私は言ってません、北海道日本ハム・ファイターズについて、語っているだけです。
Posted by Fighters503 at 2009年04月11日 00:09
この手の議論は往々にして喧嘩になりやすいので個人的には気が進みませんが、具体的な説明を求められたので再び書き込むこととします。

>なぜ信頼できないピッチャーをベンチに入れるんでしょうか。
ルーキーの投手に、全幅の信頼を寄せるベンチなんてあるのでしょうか?プロの洗礼という言葉がありますが、やはりプロの世界は甘くない。かといって、信用できないから使わないというのでは若い投手を育てることはできません。だから信用してなくてもブルペンに置いておくこと自体は普通のことかと。

身近な例で言えば、坂元はマリーンズの小宮山のような立ち位置といったところではないでしょうか。

ブログの記事を一からすべて洗い直して事細かに指摘するほど暇ではないので、今季の投手起用に限った話。

まず須永。今年のここまでの投球機会を見ると、仰せの通り対左限定の傾向があります。先発須永に期待したい気持ちもわかりますが、須永は今までそれでなかなか結果を残せなかった。中継ぎは須永が生き残るために選んだ一つの道かと思います。似たような例に江尻がいますね?彼も元々先発で使われていましたけど、良かったり悪かったりでなかなか期待に応えることはできなかった。それが07年から中継ぎ起用されることでコマとして機能するようになった。今、江尻を先発に戻せという声は随分少なくなりましたがね。

まだシーズンは始まったばかりと言っても、若い投手に経験を積ませる名目で勝てた試合を何試合も落とすわけにはいかないでしょう。それだけ、未知数の投手を登板させるというのはリスキーなことだと私は思います。何より、育てるつもりで投手を引っ張って、それで打たれて投手が責任を感じて委縮してしまったら、育てるも何もないでしょう?そんなことをやったら梨田が投手を潰したとか非難轟々になるのが落ちです。ですから今の須永と谷元の使い方は、ボロが出ないうちに引っ込めて、少しづつ自信をつけさせる方針ではないかと思います。特に須永辺りはハートにやや問題ありなところがうかがえますし。初めは1アウトしか取れなくても、それが2アウト3アウトと積み重なることでやがて1人で1イニングを任せられるようになることを期待しているのではと思います。最初から、誰誰はこういう使い方と判を押しているのではなく、いくつかのステップを用意して、段階的に起用しているというのが私の見立てです。

進塁打云々に関しては、私はケースバイケース、その時々だと言っているのです。進塁打を狙うべき時と、普通に打っていい時があると思います。そこは選手の状況判断の問題で、進塁打を打つべき時に打てないのは問題ですが、そうでない時の確率の話を持ち出されましても、それは的外れに思えます。黄金期の西武にしても、たしかに清原は流し打ち主体でしたが、彼の前を打っていた秋山は引っ張り主体で自由に打たされていたことをご存じですか?選手の特長をよく理解し、状況を理解するということが重要なのだと思います。白井さんの発言の意図は私にはすべては理解できませんが、とにかく進塁打、というのは私は違うと思います。

1点を取りに行く野球というのは、打てない時の言ってしまえば最終手段だと思うのです。2点3点打って取れるのなら細かい方法に固執する必要はないのです。大量援護が投手にとってどれほど心強いかは言うまでもないでしょう?今のところ、泥臭い点の取り方が必要になったのは開幕戦くらいでしょうか。ただ、これが完成されたチームならともかく、まだ試運転段階でこれから煮詰めていくチームでそこまでを求めるのは時期尚早かと。様子見もしちゃいかんのですかね?よくお手本に挙げられる07年だって、開幕してからどうしても点が取れなくて、圧倒的に打力が劣る状態でどのようにしたら点が取れるのか、その方法をひねり出した結果だと思います。

なお、根本的に勘違いされているようですが、打のチームが優勝できないのではありません。投手が脆いチームが優勝できないのです。当時の近鉄のあの投手力で、梨田野球では1点を取る野球ができなかったから日本一になれなかった、というのは間違いだと思います。(去年の西武だって、どちらかというと打のチームですよね?)

まだシーズンは開幕したばかりですが、近年の投高打低の傾向とくらべて、今年は明らかに打高投低の傾向が現れています。特に本塁打数は両リーグ共に跳ね上がっているんですよね。純然たる数字から。これでボールが飛びやすいとかは言いませんが、リーグ全体のそういう傾向も加味して考えた方がいいかなと思ったまでです。
Posted by Llowny at 2009年04月11日 13:48
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