2009年10月24日

日本シリーズ進出

日本ハム 9X-4 楽天

 長く、苦しい戦いでした。結果だけ見ればアドバンテージも含め4勝1敗と完勝ですが、どのゲームも紙一重の勝負でした。いい例が初戦の大逆転劇です。スレッジの当たりがスタンドに飛び込まなければそのまま楽天に押し切られていたでしょうし、第一ステージ圧勝の勢いのまま、岩隈田中で一気に土俵際まで押し込まれていた可能性は高い。梨田さんが優勝インタビューで言った通り、スレッジの奇跡的な一発こそが、チームに流れを呼び込んだのです。

 私はその日仕事で外出していて試合を見られず、携帯で経過をチェック、9回表に鉄平の2ランが出た時点で負けたと思い込み、行きつけのバーで中日ファンのマスターと敗戦の弁を語っていたんですが、夜も更けてマスターがPCでチェックして結果を知りびっくりした次第です。最後まで決して諦めない、と口ではいうものの、まさかこんな大舞台でこんなことが起こるなんて想像も付かなかった。しかし、あそこであの逆転劇を演出できるのが、うちの底力であり、最後の最後に楽天と明暗を分けた理由でしょう。

 今日の試合も本当に紙一重でした。8回裏のあの場面で岩隈を出してくる野村監督の執念は、本当に恐ろしい。2日前に125球完投したエースをあえて送りこみ、絶対諦めないという姿勢を見せる。岩隈が見事スレッジを抑えれば勢いが出て一気に盛り上がり、9回表の攻撃にも弾みが出る。そんな老将の気迫に応え、マウンドにあがった岩隈の男気にも脱帽です。結果としてスレッジの空恐ろしいほどの集中力と勝負強さが、それを上回ったわけですが、岩隈とノムさんの壮絶なまでの散りざまは、おそらくはのちのちまで語り継がれるんじゃないでしょうか。やるだけのことはすべてやって、負けた。これが楽天とウチの現状での差です。選手個々の力量差というより、観客も含め一丸となったチーム力の差、でしょうか。これがKスタ宮城での試合なら、まったく逆の結果になっていたのは明白です。スレッジに打たれた直後のノムさんと岩隈の、すべてを吹っ切ったような笑みが、なんとも印象的でした。あれが、すべてを燃やし尽くし全力を出し切った者の表情なんですね。

 終わったあとのノムさんの胴上げも良かったですね。吉井コーチが、まず野村監督に走り寄って挨拶に行き、それから梨田監督が、そして稲葉が声をかけ、両軍選手による胴上げ。その後は両軍選手が健闘をたたえあう。たしか一昨年のCSでもロッテとウチで同じような試合後の交歓がありましたが、これこそがセ・リーグにはない、パ・リーグならではの良さです。これまた、球史に残る名場面でした。

 さて、日本シリーズです。ダルが果たして投げられるのかどうか。よほど劇的に回復しない限り無理そうな気配です。数年前の西武と讀賣のシリーズで、故障明けの松坂が万全でないまま初戦に投げ、清原に特大の一発を浴びて負けて、そのまま西武が4連敗、ということがありましたけど、来年以降を考えても無理はさせられません。

 CSを見てもわかりますが、うちは先発というより、ブルペン陣におんぶにだっこのチーム。CSでもちゃんと先発の責任を果たしたと言えるのは若い糸数のみというテイタラクです。今年はよく繋がる打線のおかげで、先発が多少失点しても、中継ぎがふんばり、打線が爆発して終盤に逆転するケースも目立ちました。しかし相手投手が良ければ、それも望めない。果たして今の讀賣相手にそんな戦い方が通用するかどうか。CSは大黒柱抜きでもチームワークで勝てましたが、はたして……正直言って、東京ドームであの打線相手に試合するのは怖い。CSではほとんど存在感のなかった二岡さんに期待しましょう。

(追記)
 中田が代打で登場。しかし見逃し三振はいただけませんね。来年以降に期待です。
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2009年10月17日

いざ決戦へ

 優勝、そして小田と伊藤の引退という重大トピックがあったのに、多忙にかまけ更新できませんでした。最後はかなりよろよろしましたが、なんとか第一目標はクリア。この5年でAクラス4度と3度の優勝。まずは常勝チームへの階段をひとつあがったといっていいでしょう。

 しかしCS第2ステージは厳しい戦いになりそうです。いま、楽天とソフトバンクの試合が終わりましたが、楽天の勢いはほんとうにすごい。監督解任問題とか監督批判問題とか、ふつうならチームがガタガタになりそうなトラブルさえも、逆にチカラにして勢いを加速させている。しかも勢いだけじゃない。全部逆方向へのヒットで先制点をもぎとった今日の攻撃に示されるように、フォアザチームに徹した選手の意識も確立されている。しかも岩隈田中という2本柱が絶好調で、打線も活発。山崎セギという大砲2本がいい調子を保っている。穴が見あたらない状態です。2連勝の勢いで乗り込んでくるだけに、手強い。

 しかもウチは絶対エースの出場が絶望的という最悪の状況です。レギュラーシーズン終了後のブランクによる試合勘の鈍りの問題もある。しかしそうした戦力面のハンデ以上に怖い、というかイヤなのが「楽天を日本シリーズに」というメディア主導の世論が完全に出来上がっていること。ソフトバンクがなすすべもなく完敗したのは、主力の故障やアウェーでの戦いということ以上に、この雰囲気に呑み込まれてしまったということが大きいと思います。そのあおりで、ダルの故障もあり、ファンの間に「今年は仕方ないかな」という雰囲気が醸成されてしまうのが、一番困るのです。もちろん第2ステージは札幌での開催。地元のファンの後押しが、なにより重要です。いくら田中が駒大苫小牧のヒーローだったとはいっても、今回ばかりは甘い顔をしてはなりません。

 楽天は第1ステージ2試合で投手を2人しか使っていないのがどう出るか。リリーフ陣は、ポストシーズンのプレッシャーのかかる異様な雰囲気を未体験のまま挑むことになるわけですから、攻めるポイントがあるとすれば、まずそこでしょう。もちろん岩隈田中以外の先発に対してもそう。

 うちは、本来なら第一戦と、もつれこんだら第6戦の先発も計算していたダルがいない。そしておそらく第2戦第3戦に、中5日で岩隈と田中がくる。カギは初戦です。ウチは武田勝で、相手は永井でしょう。ここで勝てれば1勝のアドバンテージがあるだけにがぜん有利になる。しかし落とすと2,3戦に岩隈田中が控えているだけに、一気に苦しくなる。

 そして楽天同様、ブルペン陣の調子が死命を制しそうです。特にシーズン終盤にやや調子を落とした宮西と菊地がどうか。ダルがおらず完投を期待できる先発がいないだけに、いかに継投をスムーズにおこなうか、監督采配もカギです。梨田さん、はたして冷静に対処できるでしょうか。この点では百戦錬磨の野村さんのほうに一日の長がある。昨日のダブルスチールなんて、まさに野村采配の真骨頂でした。

 世論の逆風に関しては、これまでメディアがうちの後押しをしてくれたことなど一回もありません。そんな状況で勝ち進んできたのがウチです。ここはそんな選手たちの意地と反発心、そして勝ち方を知っている常勝チームとしての技術と意識の高さに期待しましょう。そしてあわよくば中田あたりが救世主となって打ちまくってくれれば、ムードも一気に盛り上がり、最高のクライマックス・シリーズになるかもしれません。
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2009年10月05日

マジック1!

日本ハム 4X-2 ソフトバンク

 ついにここまできましたね。大隣はかなり調子よさそうに見えましたが、4回は完全にドームの雰囲気に呑まれた感じ。2006年の最終戦、1位通過を決めた対ソフトバンク戦を思い出しました。あのときもとても打てそうになかった和田を、賢介、セギの一発で粉砕したんですが、ドームの満員のお客の熱気がそうさせたようなものでした。今年は結局一回も札幌ドームには行けなかったんですが、やはりあの雰囲気は、ファンなら一回は体感しておきたいですね。CSは無理そうですが、日本シリーズ、行きたいなあ。

 ともあれあしたです。スウィーニーというのが不安ですが、きっと満員のお客さんが後押ししてくれるでしょう。私は仕事の都合で試合が見られそうもないんですが、勝利を祈念しています。みなさん、私の代わりに選手にチカラを!
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2009年10月02日

戦力外通告

 シーズンも大詰めですが、秋風が身にしみるころでもあります。各球団の戦力外通告も出揃いはじめました。引退する選手、あくまでも現役続行にこだわる選手……と、さまざまです。江藤、立浪、井上、緒方、小宮山が引退、現役続行希望が工藤、仁志、高木、木田、礒部と報じられています。海の向こうでは田口や藪、大家、大塚なんてとこも去就が微妙になっています。うちに関係あるところでは、横浜の横山も引退の模様。04年のプレーオフ進出時の守護神として、いい想い出をくれた選手です。おつかれでした。

 一世を風靡した名選手も多く、時代の変わり目であることを思い知らされますが、ついに本日、我がファイターズの戦力外も発表になりました。

日本ハムが金子洋ら3人に戦力外通告

 日本ハムは2日、金子洋平外野手(27)星野八千穂投手(29)津田大樹投手(20)に戦力外通告を行った。3年目の金子はルーキーイヤーの07年に33試合に出場、3本塁打を放ったが、故障などもあって伸び悩んだ。昨年1軍デビューした星野も中継ぎで2勝を挙げたが、今季は1軍登板がなかった。また水上善雄2軍監督(52)荒井幸雄2軍打撃コーチ(44)とも、来季の契約を結ばないことが発表された。


 洋平は今年はケガもあり一軍にあがれなかったこともあって、トレード候補かと思っていましたが、たぶんどことも交渉が成立しなかったんでしょう。同タイプの中田が成長する前に一軍定着できなかったのが致命的でした。ファームの本塁打王ということもあり、長打力には捨てがたいものがあるので、右の代打や大砲を求める球団なら引き取り手があるかもしれません。

 星野は今年一軍での登板はなかったものの、昨年の一軍での活躍もあり、もう少し様子を見るかと思っていましたが、年齢的に伸びしろがないと思われたんでしょうか。「もじゃぱー」という愛称も定着していたのに、残念なことです。

 問題は津田です。まだ2年目なのに……素行に問題があると噂され、昨オフにはいきなり背番号の降格。二軍でもほとんど登板チャンスがなく、干されているのはうすうす察することができましたが、まさかこんなに早く……残念としか言いようがありません。ドラフト3位の逸材だったはずなのに。

 洋平と星野はうちでは居場所がなくなりつつあったし、年齢的にも新天地で気分一新するのがいいかもしれませんが、津田はこれからどうするんでしょうか。素行の悪さが原因なら、カラダは健康でも、引き取り手があるかどうか。

 それから驚いたのは水上さんのクビ。中田を始め若手の良き教育係として、がんばっていただきましたが……梨田監督とソリがあわないというう噂もありましたが、それが原因でしょうか。残念です。

 これで終わりとも思えませんが(もっとクビが危なそうな選手はほかにもいるし)、ひとまずみなさん本当にお疲れさまでした。新天地でのご活躍を祈っております。来年は田中幸雄がコーチで復帰という話もあり、監督は留任とはいえ、チームの態勢も変わりそうです。ファームの監督は誰になるのかな。横浜監督候補とも噂のある白井さんが返り咲いて、若手を育ててくれないもんですかね。いや、一軍監督なら、それがベストだけど……。

 
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