2008年08月26日

新しい勝ちパターン

日本ハム 3-2 ロッテ

 最後は久々のマイケル劇場で冷や汗タラタラだったが、今の時期はとにかく勝てばよし。渡辺俊介のできがよく、技巧派投手らしい見事な投球術に完全に翻弄された感じだったが、たった1度だけ訪れたチャンスらしいチャンスでクリーンナップがきっちり仕事して、投手陣のふんばりで守りきる、うちらしいいい試合ができた。

 7回までスウィーニーがきっちり仕事して、8回は誰が投げるのかと思ったら建山。やはり昨日の今日、しかも一点差では、今の久は怖くて投げさせられない。建山〜マイケルの新しい勝ちパターン・リレーは現時点では一番安定感があると思うが、このリレーは7回まで先発が踏ん張ることが条件。どうやら首脳陣は久の二軍降格は考えていないようで、おそらくある程度点差がついた場面で投げさせ自信を回復させるつもりなんだろう。それが吉と出るか凶と出るかはわからない。

(今日の糸井)
 技巧派の極みをいく俊介の投球の前に手も足も出ず。やはりこういう投手から打つにはまだまだ経験不足・技術不足だ。その後も精彩なく、昨日の爆発は続かなかった。
 しかし9回裏2死一二塁で、堀の打球が三遊間を抜けたとき、ロッテ3塁コーチに右手を回して欲しかったのは私ひとりだろうか(笑)。糸井の本塁返球がどんぴしゃのストライクだっただけに、鮮やかな捕殺シーンで試合終了、というのも劇的で良かったんだけど。最近は糸井の肩もだいぶ各球団に知られてきたようで、レーザービームをなかなか見る機会がないのが残念。
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2008年08月25日

武田久の今後

西武 4-3 日本ハム

 なんとも後味の悪い試合だった。デーブだかデブだかの品性のカケラもない粗野な振る舞いにも心底うんざりさせられたけど、なんといっても負け方があまりに悪すぎる。

 武田久の西武戦の防御率は、この試合の前まで11.57。ふつうならこんな競った試合に出せるはずがないが、なにせうちの不動のセットアッパー。久が立ち直らなければうちの浮上はないわけだから、いい雰囲気でリードした本拠地の試合でなんとか結果を出して欲しいのは当然だ。私が監督でも8回は久をマウンドに送ったと思う。だが結果が出なかった。昨年まで大事な場面では滅多に被弾しなかった久が、今年はもう6本も打たれている。しかもそのうち半分が西武戦だ。

 しかし今日、それ以上に衝撃的だったのはボカチカへの死球。この瞬間、もう(少なくとも今季は)久は西武戦には通用しないかもしれないと思ったのは、私ひとりではないと思う。西武は「それまで劣勢でも、武田久を引っ張り出す展開になれば勝てる」と思っているだろうし、9回に久が続投して内心シメシメと思っていたんじゃないか。それほど西武打者のスイングには迷いがないし、自信を持っているように思えた。もちろん西武に打たれてないうちの投手を捜すほうがむずかしいが、久は試合の要になるところで出てくるセットアッパーだから問題なのだ。

 さて、今後の久の処遇をどうすべきか。

1)鎌ヶ谷で調整し、シーズン大詰めになってあげる
2)セットアッパーから中継ぎに降格
3)西武戦は徹底回避
4)このままセットアッパーで使い続けて再起を待つ

 2)はありえない。久のプライドを考えれば1)のほうがまだいいだろう。その場合代役を立てなければならないが、試合展開によって建山と宮西を使いわける形か。いずれにしろ全幅の信頼はおけない。3)では、久には西武への苦手意識が残るし、このままCSになって西武と当たったときに久が使いにくくなってしまう。となると4)ということになるが、それで立ち直る保証はなにもないし、失敗したときのチームへのダメージに大きさ(今日のような)は怖い。もちろん「今季は久と心中」と決めるなら、それでもいいっちゃいいですけどね。今まで彼には幾度となく助けられてきたから。

 やはり1)が妥当じゃないか。これまでチームのピンチを何度も救ってきた不動のセットアッパーを二軍降格するのはしのびないが、梨田も吉井も久とつきあいが浅い分、情に絡みとられることなく現状の力をドライに判断してくれるかもしれない。代役がダメなら今シーズン終了になりかねない危険性があるが、やはりここは賭けるしかないんじゃないか。もちろんなぜ打たれるのか原因を分析して、取り除けるものはすべて取り除いた上で、という但し書きはつくが。

(今日の糸井)
 4打数3安打2塁打2本。いずれも良い形で打ったヒットで、好調持続だ。4打席とも無走者の場面で、ヒットがいずれも回の先頭だったのが惜しい。でも打席でなんとかしてくれるんじゃないかという雰囲気が出てきた。最終回で左のグラマンから打ったのは自信になったろうし、首脳陣へのアピールになったはずだ。
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2008年08月24日

これで波に乗りたい

日本ハム 9X-3 西武

 多田野は珍しく制球が定まらず、毎回のように得点圏に走者を置く苦しいピッチングで、味方が点をとった直後に再三失点するのも悪いパターンだったが、序盤で6点も援護してもらったアドバンテージもあって、なんとか6回までたどり着いた感じ。ソロホームランと犠牲フライのみでタイムリーや走者を置いての一発がないという点の取られ方も、キズを大きくせず済んだ。しかしこういう投球では、競った展開では命取りになる。久々の登板で感覚もつかめなかったのだろう。次回までに修正を。

 帆足は初回の投球を見る限りでは手も足も出ない感じだったが、小谷野の一発で突然投球が乱れた。アメリカ戦の和田もそうだが、効果的なホームランは試合の流れを変える。四番に座った小谷野は一時当たりが止まっていたが、トンネルを抜けたかな? ボッツもあわやホームランというタイムリー2塁打で好調持続だ。

<今日の糸井>
 3打数ノーヒット。2打席目の、ツルを2塁においてのショートへのライナーはいい当たりだった。解説の大熊さんにはだいぶ良くなってきたとお褒めをいただいたが、もうひとつ殻を破りたいところ。第4打席は送りバントを一発で決める。小技もこなせるようになれば、オプションが増えるのだが……。

 さて今日は、不安定な先発投手を打線が援護して立ち直らせ、点を返されるとすかさず取り返し終始セーフティリードを保って押し切るという、ある意味で理想的な展開の試合だったが、今季のうちの問題は、この流れがなかなか続かないこと。あしたは岸。序盤にリードを許すと、こっちを呑んでかかったような投球をされ手も足も出なくなってしまうのは明らかなので、なんとか先制点を! 梨田監督には今日と同様の、徹底バント作戦をお願いしたい。
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2008年08月21日

もはや開き直るしかない

ロッテ 6-3 日本ハム

 なかなか調子に乗れない。またも3連勝を逃し、これで5月以来、3連勝以上がない。おととい昨日と最高の形で勝っていたのにねえ。

 エラー、バント失敗など勝負所での攻守に渡るミスは、とにかく練習しろとしか言いようがないが、問題は投手。藤井の精神的な弱さはとても長年プロでローテを張ってきた投手とは思えない。そりゃ人間だから打たれることぐらいあるだろうが、打たれ方が悪い。相性悪いのは今江だけと割り切ればいいものを、完璧なホームランを打たれたショックをズルズルと引きずり、まるで立ち直る兆しもなく轟沈。少なくともロッテ戦では使いづらくなってしまった。が、それより深刻なのは武田久だ。ここ2試合立ち直りの兆しを見せていたのに、悪夢のような2被弾。たまたま調子が悪かっただけなのか、ここ3年の激投の疲れがたまっているのか、今季初(?)のビハインドでの登板でモチベーションを維持できなかったのか、それとも劣化が始まっているのかわからないが、去年や一昨年の久ではないことは確かだ。もちろん今日の投球だけで見限ることなどできやしないが、まだCS進出の可能性を残しているだけに、休ませるわけにもいかず、今後の使い方が難しくなってしまった。

 まあいちファンが気をもまずとも、監督以下首脳陣が今後のことについては死ぬほど考えているだろう。最善の手段をとってもらって、ダメならダメで納得するしかない。悔しいけど。

 中日の惨状も目を覆いたくなるけど、2年連続優勝(日本シリ−ズ進出)することで、チームや選手がすっかり疲弊していたのだとわかる。読売や西武が何連覇もしていた昔と違い、各チームの力が均衡している現在、チームの土台整備とペナントでの勝利はトレードオフなんだろう。勝つためには既存の計算できる戦力を酷使しなければならないし、そのぶん新しい戦力の育成は遅れる。ヒルマン政権下での2連覇は圧倒的な戦力差で勝ち取ったものではなかった。数少ない主力選手が力以上のものを発揮し知力の限りを尽くした戦術を駆使した結果だった。そのツケがついに今年回ってきたわけだ。今年の梨田は疲弊した戦力を補い、修復しつつ若手を育てながら勝つという難事業を引き受けてしまった。だが引き受けた以上、最上の結果を残してもらわねばならない。われわれはただ応援するしかないのである。

 ひとつ気になったのが、昨日TV中継で、ロッテ清水が「去年はヒルマン監督で、勝負所でどんな手を使ってくるかわからず気を遣ったけど、今年の梨田監督はセオリー通りの采配で、気を遣わずに済む」という意味のコメントを残していたこと。それが本当なら、梨田采配が相手チームに読まれていることも、今年の苦戦の原因ということになる。ここらへんに、首脳陣総入れ替えの悪影響が出ている。
posted by Fighters503 at 16:18| Comment(2) | TrackBack(1) | Fighters試合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月19日

今日もいい一日だった

日本ハム 4X-0 ロッテ

 東京ドームにて観戦。いやーーーーーいい試合だった! グリンは1,2、3、6、7回と先頭打者を出すも焦らず慌てず後続をきっちり討ち取って無失点。制球が非常によく、内野自由席からみても落ち着いて見えた。それというのも早い回で援護があり、その後も小刻みに少しずつ加点して差を広げていく理想的な展開だったから。こういう試合ならいつでもグリンは余裕をもって今日のような投球ができるということだろう。守備走塁でミスがいくつかあったのが、明日への修正点。

 それにしてもボッツ! 5回のホームランはほんとに打った瞬間、球場中が静まりかえるほどのすさまじい当たりで、あんな特大の一発(それも打球がめちゃくちゃ速い)は久々に見た。3打席目で初めてランナーなしの場面で、おそらくまともに勝負してくるだろうから期待できるかも、と思って見ていたらほんとに打ったのでびっくりした。セギノール以来、久々のホンモノの大砲の登場ですね。素晴らしい。でも今日ほんとに価値があったのは、初回一死満塁できっちりレフトへ犠牲フライを打ち上げ先制点を叩き出したこと。どうしても一点が欲しいところで確実にモノにしてくれる勝負強さは、実に頼もしい。これから研究もされるだろうが、きっとはね返してくれるはず。今後が本当に楽しみになってきた。

<今日の糸井>
 3打席目までは気負ったのか慎重になりすぎたのか甘いタマを見逃したり打ち損じたりで、チャンスでことごとく凡退。4打席目にようやく左前にはじき返すタイムリー。まだまだ上位打線に置くほどの信頼感はないが、着実に実績を積み上げている。

 さて、あしたは藤井と清水。好勝負になることを期待しよう。私は残念ながら所用でいけないが、関東在住の同志の方々、熱烈な応援をお願いします。
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2008年08月18日

今日はいい一日だった

日本ハム 7-0

 日本代表は稲葉様の一発で勝ち、ファイターズも完勝。スウィーニーは151球完封、賢介は中軸の働きをしたし、ボッツはチャンスにも強いところを見せ、糸井も打った。細かいミスはいくつかあったけど、ファイターズ・ファンにとっては心穏やかに過ごせた1日だった。この3連戦、初戦に八木の気迫あふれる投球でいい勝ち方をしただけに、昨日の競り負けが悔やまれるが、CS進出の当面のライバルに敵地で勝ち越したのは良かったんじゃないか。

 スウィーニーは先取点、とくに糸井の一発による3点目が大きな支えになったんじゃないかな。制球がよく、クリーンアップを完全に押さえ込んだのが勝因。ボッツは相手があからさまに勝負を避けてくる中、きっちりタイムリーを打ったのが素晴らしい。この3連戦で5安打。そろそろ5番ぐらいに昇格かな? 

<今日の糸井>
 4打数2安打3打点。逆方向に力で持っていった一発はホームランバッターとしての才能開花さえ予感させるものだったけど、8回に左投手相手にうまく三遊間に運んだ2点タイムリーのほうが価値があるかな。これで得点圏打率は.368まであがった。チャンスに強いのは頼もしい限りだ。もっともその直後に金子のセカンドライナーで飛び出してしまい一死二三塁なのにゲッツーを食らうボーンヘッドはいただけない。さすがにコーチから厳重注意を受けてたようだが、競った展開だったら罰金ものだ。2併殺とあわせ今日はプラマイゼロってところでしょうか。でも日々着実に成長しているのが感じられるのは嬉しい。

 さて、移動日なしで明日から東京ドームでロッテ2連戦。6連敗ショックが癒えたわけじゃないが、なんとか調子上向きで11連戦の最後が迎えられるのはなにより。東京でロッテ戦だとほとんどアワェーって感じになりかねないので、東京周辺のファイターズ・ファンのみなさん、ぜひ球場へ足を運んで応援しましょう。私も行くつもり。グリンと小林宏、今季不調のふたりのどっちがきっかけをつかむか。ボッツと糸井の豪快な援護をぜひ期待したい。
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2008年08月15日

胸を張って前を見ろ

オリックス 5-3 日本ハム

 10回表はねえ。カブレラローズの二択で、解説の岩本は敬遠して普通守備に戻してローズ勝負のほうが良かったんじゃないかと言ってたけど、どっちを選んでも結果は同じだった気がする。マイケルは左より右のほうが強いし、たぶん臭いところをついてカウントが悪くなったら無理せず歩かせるぐらいの指示だったんじゃないか。だからバットが届かないぐらいのボールゾーンで勝負しなきゃいけなかったのに(それでも打ちたがりのカブレラなら強振してくる)、低めではあったけど、ど真ん中にボールがいってしまった。今日の振れてるカブレラなら軽々外野まで飛ばせるだろう。ど真ん中の絶好球を見逃したり空振りしたり打ち損じる、どこぞの打者とは大違い。昨日も2イニング投げた守護神にまたもや同点の場面で連投させた時点で、すでに危うかった気がする。いや、あそこはマイケルしかいないし、マイケルで打たれたなら仕方ないんだけど。

 不動のセットアッパーに続いて抑えのエースまで打たれて、2試合連続で本拠地での延長戦の競り負け、これで今季最悪の6連敗。まさに底の見えぬ泥沼だ。西武戦に3連敗して監督がギブアップしちゃった時点で、チームの緊張感というかモチベーションが切れちゃった気がする。一昨日昨日の試合は所用で見られなかったが、今日など、なんとかしたいという選手の気持ちは感じたものの、その気持ちが空回りしている。金澤もよく頑張ってたけど、勝ち越した直後に四球絡みで追いつかれたり、カブレラ相手に不用意にストライクをとりにいって被弾するなど、いまいちチグハグで、肝心なところでツメを欠いた。もうチームの流れがそういう方向に向かっていて、とどめようがない感じだ。そしてチームがこういう状態になると、やはり稲葉がいないのがあまりに痛い。相手投手がこっちを見下ろして投げているのがよくわかるし、一発のある打者が誰もいないから、大胆な攻めもできる。日高のリードがまた、冴えていた。糸井なんて完全に手玉にとられてたし。ダルがいないのも大きいが、いかに稲葉頼りの打線だったかわかった。はやくオリンピック終わってくれないもんかね。

 さて、こういう時はブレイクでも入れて気分転換するのが一番だが、移動日なしで敵地に移動。流れは最悪だ。相手が今年唯一ブがいいソフトバンクなのが不幸中の幸いと言えそうだが、この流れを変えるのは容易ではない。しかし戦う前から白旗をあげるわけにはいかない。つなぎの打線が繋がらず、小技成功率も急降下、お客さんだったオリックスにカモにされ、万全だったはずのリリーフ陣も崩壊して、これでヒルマン遺産を食いつぶした感がある指揮官様は、とことんチームをぶっ壊して、自分好みのチームに作り上げることしかアタマになく、もう今季ではなく来季に目がいっているのかもしれないが、我々には2年連続のパ・リーグを制したプライドがある。胸を張って王者らしく戦うしかない。あしたはついに八木が昇格して今季初登板・初先発。なんとか八木らしい気迫の投球で、流れを変えてほしいものだ。ついに左打席でヒットが出たボッツが大爆発でもしてくれないかなあ……
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2008年08月12日

自力優勝消滅・3位転落

西武 8X-4 日本ハム

 武田久の調子をはかるときの目安が私なりにあって、代わりばなの初球にストライクがとれたときは、だいたい無難に抑えてくれることが多い。コントロールがいいからストライク先行で簡単に追い込まれてしまう、というアタマがあるせいか、久と対戦する打者は初球からどんどん振ってくる。だから打たれるときはカウントをとりにくる初球であることが多い。

 しかし今日の久は制球定まらずいきなり先頭打者四球。しかもことごとくタマが高めに浮きまくり、苦し紛れにストライクをとりにいくと甘く入って痛打される。これは一番悪いときの久だ。もちろんベンチもそんなことはわかっていたろう。勝負に徹するなら一点とられた時点で、遅くとも中村を歩かせた時点で代えるべきだった。だが、代えなかった。同点にされてもなお、代えなかった。久への信頼感、久と心中するという覚悟、久を出して負けたなら仕方ない、そういうことなのかもしれない。もちろん久のプライドを考慮してのことでもあるだろう。だが久は一昨年や去年の久ではない。まして今年の西武戦の防御率はこの試合の前までで6.35、西武ドームの試合に至っては16.20と、とても万全のセットアッパーとは言えない成績しか残せていないのだ。「心中してもいい」「久でダメなら仕方ない」と覚悟を決められるほどの信頼感はないのである。

 もしこれがシーズン始まったばかりのころなら、今後のことを考え続投もありだったろう。だが残り試合はもう40を切っている。これ以上西武に離されるわけにはいかないのだ。現に梨田は昨日負けた時点で「これ以上はもう負けられない」と言っていたではないか。今日負ければ3位転落し、首位と7ゲーム差となって自力優勝が消滅する、いわば剣が峰の戦いだったはず。石井や江藤の打席でマイケルを出して打たれたなら、仕方ない。総力戦で勝ちに行って負けたなら、相手が上だったと諦められる。だが結局守護神を、切り札を使わぬまま負けてしまった悔い、不完全燃焼感はめちゃくちゃ大きい。そして久自身が受けたショックもまた、計り知れぬほど大きいだろう。あの場面、前監督なら一点とられた時点で間違いなくマイケルを投入していたはず。選手を信頼しすべてを託すのは立派だが、勝負師とはいえない。ましてこの非常事態ではね。それで信頼した当の相手がさらにキズを深くして自信を喪失しかねないのでは、意味がない。

 梨田さんよ、いつぞやの試合後談話で、引っ張りすぎて打たれるよりも、はやめの継投で打たれたほうがまだ後悔しないで済む、みたいなことを言ってませんでしたっけ。なぜ久に限ってこんな融通の効かない起用をするのか。11連戦のため今からブルペンをフル回転できないという気持ちもわからなくないが、これは緊急事態なのだ。そのためにこんな大事な土俵際の、しかも勝ち試合を落とすことになってしまっては、まったく意味がないだろう。マイケルは回またぎの投球をさせたくないとか、延長に入ったとき投げる投手がいないとか、いろいろ思惑はあったのかもしれないが、今シーズンの趨勢を決めかねないあの場面だ。梨田の融通のきかなさ、あるいは決断力のなさが、今日の敗戦を、そして自力優勝消滅という危機を招いたといっても過言ではないと思う。

 もちろんみな勝ちたくてやっている。だが勝つために本当に最善を尽くしたと言えるのか。総力をあげて勝ちにいったと言えるのか。今日の失敗で梨田が学んで指揮官として成長(笑)してくれるならいいかもしれないが、少なくとも今シーズン、もう残された時間はさほどないのだ。

<今日の糸井>
 第一打席はよく見て四球。第2打席は相手ショートの逆シングルの下を抜けるレフト前ヒット、すかさず二盗。第3打席は投手の足下を抜けるゴロのヒットで、またも二盗を試みるも失敗。だがこれは細川の送球が良かった。打撃の好調は維持している模様。陽もあの場面でよく犠牲フライを打った。しかし今日はやはり小谷野でしょう。得点圏打率は4割近いんじゃないかな。4番の風格すら出てきた気がする。

<今後>
 西武の優勝(レギュラーシーズン1位通過)が濃厚になってきた今、これからチームとしてどのような戦いをしていくべきか。4位5位とも差がない現状から見て、しゃにむに首位を目指すのではなく、CS圏内を手堅く確保する方向が無難ではないかと思う。つまりある程度勝ちを計算できるダルや武田勝はできるだけ西武戦は避け、眼下の敵であるソフトバンクやロッテ相手に投げてもらう。もちろんそれで首尾良く勝てるほど甘い世界とは思えないが、確率はできるだけ高いほうがいい。もちろんうまくいってCSに進出できても、どのみち西武と当たるわけで、今から「死んだふり」で、CSをいかに勝ち上がるか、そのために今から対策を練っておいたほうがいいかも、去年の中日みたいに。

 それにしてもなんで鵜久森下げたんだろう。多田野もスレッジもさがって、代わりにあがってきたのが飯山と菊地って……首脳陣は打線を強化するつもりがないってことか?

(追記)
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/npb/headlines/20080812-00000042-kyodo_sp-spo.html

 
日本ハムは首位西武との直接対決3連敗で3位に転落。ゲーム差は7に広がり、自力優勝の可能性が消えた。梨田監督は「もう、しんどいでいいんじゃない。これで『まだ』と言っていたら変」と白旗を揚げた。
 2点リードの8回にセットアッパーの武田久が江藤に3ランを許すなど、まさかの5失点。西武ドームで今季7敗1分けなど西武には圧倒的に分が悪い。梨田監督は「長打力の差がはっきり出ている」と強力打線に脱帽だった。


 ついに監督自らギブアップ。指揮官が諦めちゃったら、選手も気力が萎えるよな……
posted by Fighters503 at 22:41| Comment(3) | TrackBack(7) | Fighters試合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月09日

糸井のインタビュー

 北海道ローカルのファイターズ情報番組の糸井特集。こういう番組があって北海道の人がうらやましい。GAORAかなんかで放送してくれないもんかね。

 しかし糸井。大卒選手の野手転向で初めての成功例になれるか? もし、せめて大卒すぐ野手転向してたら、いまごろどんだけすごい選手になってたことか……

posted by Fighters503 at 01:37| Comment(1) | TrackBack(0) | Fighters その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月06日

守備の重要性を再認識

日本ハム 7-2 楽天

 この2連勝でKスタで勝てないジンクスも消えたかな。スウィーニーはいつのまにか9勝目。いつも完璧に抑えるということがなく、毎回ピンチを招いているような印象があるが、要所を締め大崩れしないということなんだろう。コントロールに自信があり厳しいところをつくから四球が多くなり、テンポも悪くなるけど、それでも抑えるのは精神的に粘り強い証拠。グリンとは好対照だ。

 それにしても昨日今日と守備の差が歴然。要所で好プレーを連発し、とれるところで確実に併殺をとり、ふつうだったら進塁する走者が外野手の肩を警戒して自重してしまうウチの守備に、投手はほんとに助けられてると思う。見ている側としても、四球やエラー絡みの失点が一番がっくりくるので、楽天ファンはストレスがたまったと思う。ノムさんも頭が痛いだろう。フェルナンデスなんて本来ならDHでしか使えないけど、山崎がいるおかけで守りにすかざるをえない。あの守備ならセギの方がなんぼかマシで、獲得した理由もわかる気がする。

<今日の糸井>
 第一打席は高く抜けたボール気味のチェンジアップを強引に振り抜いて右翼席に放り込む先制2ラン。第4打席は甘く入った外角の変化球を引っ張る右中間2ベース。これで3試合連続マルチ安打で、なんとヒット6本のうち4本が長打だ。とにかく打席で迷いがまったく感じられず、以前のようなおどおどした感じが消えて、自信をもって打席に入っているのがわかる。これはもう期待していいよね? あてにしていいよね? 本当に君の開花を待ち焦がれていたんだぞ。稲葉の穴を埋めるまでに成長しそうな気配だ。あしたから4日間も間があいてしまうのが惜しい。今のいい感じを忘れないよう、ブレークの間も練習だ!
posted by Fighters503 at 00:10| Comment(5) | TrackBack(4) | Fighters試合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月04日

糸井ついに覚醒か????

日本ハム 6-2 楽天

 ついに糸井がヒーローインタビューに登場ですよ! まあ広報の人の配慮だろうけど、このブログでずっとフォローしてきた甲斐があった。まだ本格化と断言するのは早すぎるが、途中出場でよく頑張った。3回の第一打席は外の変化球を左へ技ありの流し打ち。直後に盗塁をはかるも藤井の好送球でタッチアウト。だが8回に四球で出たあとまたも走り、今度は楽々セーフ。さらにひちょりの左前打で生還。前進守備のゴロヒットでホームインする好走塁は見事だった。さらに9回は低めのフォークを地面ぎりぎりでとらえてピッチャー返し、ダメ押しのタイムリーとなった。走攻守ともにハツラツとしていて、前半戦の糸井とは全然ちがう。一度盗塁死しながら臆せず積極的に走ったのもそうだし、どうしても追加点が欲しかった9回にきっちりタイムリーを打てたのは自信になるんじゃないかな。のってきたところで、この3連戦のあと間があくのが残念だけど、今度は札幌ドームで地元ファンにアピールしてほしい。あしたはまた左がくるみたいだが、ぜひスタメンで使って欲しいなあ。

 ほかに目立ったのは工藤で、ヒットを打った2打席ともファウルで粘りまくっての粘り勝ち。タマに食らいつく執念も出てきたし、振りも思い切りがよくなってきた。去年の交流戦ぐらいの調子に戻ったと見ていいんじゃないかな。陽もヒットこそ打てなかったが、きっちりバントを2回決め、自分の役割は果たした。

 稲葉が抜け、若手の目の色が変わってきたみたいだ。このままいい流れに持っていってほしい。
posted by Fighters503 at 22:30| Comment(2) | TrackBack(6) | Fighters試合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月03日

糸井復活!

楽天 11X-4 日本ハム

 試合に関してはまあ見ての通りだったけど、気になったのは多田野の投球。1回に先頭の鉄平を2−0に追い込みながら右前に運ばれてからおかしくなったけど、そろそろ全チーム一通り当たってだいぶ研究もされてるようなのが気になる。調子がいいときはわかっていてもなかなか打てないだろうが、それほどでもないときにどう凌いでいくか。ここが正念場だ。配球パターンなどをもう一度練り直して出直してほしい。

<今日の糸井>
 ポスト稲葉をにらんで再度の昇格。下でもずっと好調だったようだが、そろそろ上でも結果を出さなきゃやばい。ユニフォームの着こなしもオールド・スタイルになって好印象。そして今日は走攻守ともに光るプレーで◎だ。2回は外めのストレートを左中間に追加点となるタイムリー三塁打。逆方向にあれだけ大きいのが打てるようになったのは大きい。そして9回には内角低めの難しいフォークをうまく拾って右中間に運ぶワザありの2塁打。以前はシングル・ヒットばかりで持ち前の長打力をなかなか発揮できなかったが、今回は昇格初日にいきなりの2長打だ。守備でも初回の草野の当たりを好捕するなど良いプレーを見せた。なんとか今回こそブレイクスルーしてほしい。稲葉が帰ってくるころに糸井が5番あたりを打ってるようなら最高。明日は左の長谷部なので、真価を問われるところ。梨田さん、相手が左でも使ってやってな。

 そして同時昇格の鵜久森も、8回に工藤の代打で出ていきなり足で稼ぐ2塁打。陽も鉄平に好捕されたが、いい当たりが出た。この3人が揃って結果を出してくれれば言うことなしだ。負けはしたけど収穫多し。明日に期待だ!
posted by Fighters503 at 22:20| Comment(0) | TrackBack(4) | Fighters試合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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