2010年03月28日

緊急事態

ロッテ 6X-5 日本ハム

 開幕から6試合して、まだ1勝だけ。しかも絶対的エースのダルビッシュが登板した試合で2回続けて勝てず、抑えのエース武田久が3回続けて救援に失敗し、またも勝ち試合を落としてしまいました。ダルはともかく、深刻なのは武田久です。去年の日本シリーズの衝撃的なサヨナラ負け以来、どうも久の投球からオーラが消えてしまっているように感じられるのは私だけでしょうか。

 ただの不調なのか、小さなカラダで頑張ってきた積年の疲労がでているのか、それとも劣化なのか。見極めがむずかしいですが、いまの久が安心して任せられるような状態でないことは確かです。これで2点差以内の接戦は3戦3敗で、そのうち2敗は、久が打たれた結果です。これでは僅差の展開では怖くて使えません。ということは、今の久に抑えは無理ということです。

 はたして久をどこまで我慢して使うのか。長いシーズンを考えれば、はやく立ち直ってくれないと困る選手ではある。だからしばらく我慢して使い続けるのもひとつの考え方ではあるでしょう。ですが私は、ここで久は思い切ってファームに落とし、再調整してもらうほうが絶対にいいと思います。抑えの代役はウルフでもいいし、伸び盛りの宮西でもいい。セットアッパーに配置転換する手もありますが、彼のプライドを考えれば、万全の状態に戻るまで使わないほうがいいと思います。

(追記)久は中継ぎに配置転換、後ろにはウルフが回るようです。なんとかはやめに立ち直ってほしいですね。

 いっぽう、監督の継投にも疑問が。前回絶好調だったマサルをはやめに代えて試合を落としたばかりなのに、今日もまた、わずか6回で交代させ、後続の建山があっさり被弾して、最終回のサヨナラの伏線を作ってしまいました。今回は球数が100近く行っていたので代え時と思ったのかもしれませんが、失敗であることに変わりはない。

 打線のツメの甘さと長打力不足も深刻ですが、その救世主となるべき中田が、相手が右投手だと出番すら与えられないのも問題。起用法を見ていると、なんとかしてこの選手を育てようとする意志がまるで感じられません。陽にしても村田にしても、若い選手は我慢して使うことでカラを破って成長するはずなのに、その機会すら与えようとしない。梨田さんの采配はあまりにもかたくなで、柔軟性に欠けるように思います。守備固めのくせにすでに2エラーもしている飯山はしつこく使い続けるくせに、若手はちょっと使って結果が出ないとすぐ干す。これでは萎縮して力も発揮できないでしょう。

 いずれにしろチームは大きな過渡期に来ているように思えます。梨田さんはせっかく2年契約なんだから、少なくとも今シーズンは結果を気にせず、未来のチームのために何をすべきなのか考えてほしい。紺田や坪井を起用するのもけっこうですが、2年後3年後を見据えたとき、いまなすべきことはなんなのか。考えるべきだと思います。
 
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2010年03月21日

開幕2連敗

ソフトバンク 2-1 日本ハム

 結果的に武田久が打たれて負けたわけですが、これは仕方ありません。今日の焦点はもちろん、7回の武田勝の交代です。それまでわずか被安打1と文句のつけようもない好投だったマサルを、2死走者なしという場面でなぜ代えたのか。監督としては、前の回あたりからタマが少し浮き出していたこと、オープン戦で長いイニングを投げられず、スタミナに不安があったことなどが念頭にあったのかもしれません。しかしあの場面の交代はどうでしょうか。打者オーティズは前日からまったくタイミングが合っておらず、精彩を欠いており、この日も打てそうな気配はほとんどありませんでした。次の小久保は絶好調なので、万が一オーティズに長打を許して得点圏にランナーが進んでいたらそこで交代、というならまだわかりますが、やはり同点になるまでマサルでいく、というのが正解ではないでしょうか。

 つまりこれは監督がマサルをまったく信用していなかったということです。確かに私も、今年のマサルは危うい、と以前のエントリーで書きました。ですが今日は、10勝をあげた去年もなかったような素晴らしい好投。開幕にきっちり合わせてきたプロ意識はさすがですし、6回2/3でわずか74球と球数も少なかった。ここで簡単に代えてしまうようなら、なんのためにマサルを開幕第2戦に抜擢したのか。1年間を託すべき主力投手なのに。

 案の定、後続の江尻の乱調で、あっさり同点にされてしまい、流れはソフトバンクに行ってしまいました。江尻のふがいなさはもちろん責められるべきですが、あれだけ完璧な投球のあとではさぞかしやりにくくかったと思いますし、なによりオーティズや小久保は代わってくれて助かったと思ったはずです。そして8,9回の絶好機を打線が決められなかった時点で、残念ながら試合の趨勢は予想できました。

 これを書いている時点で監督談話は出ていませんが、昨日が選手のミスなら、今日は監督の采配ミスで負けた試合です。1年間やっていればいろんなことがあるし、去年の開幕3連敗を考えればなんてことない、と強がることもできますが、こと継投という点では今年も梨田さんはあまり進化がないなあ、というのが実感です。

 そして主力打者が二岡と小谷野(と、かろうじて金子)以外はことごとく精彩を欠いているのも気になるところ。もちろん打線のてこ入れ云々という段階ではないですが、なんとか早い段階でトンネルを抜けてほしいですね。
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2010年03月20日

またもダルで勝てず

ソフトバンク 5-3 日本ハム

 いよいよ開幕! しかし去年に続きまたもダルで開幕戦を落としました。確かにエースの調子は良くなかったですが、エラー2つ、暴投、バント失敗が2回、牽制死、悪送球……とミスのオンパレードでは勝てるはずもありません。9回のダメ押し点も、記録に出ない糸井の拙守が原因です。11安打も打って3点しかとれない決め手のなさ、拙攻ぶりも、予想されていたこととはいえ、情けない。

 しかしそれでも救いがあったのは、中田のプロ初タイムリーが出たからです。どん詰まりのポテンヒットでしたが、杉内から、それもチャンスの大事な場面で打てたのは自信になったでしょう。1,2塁だったのがバッテリーミスで2,3塁になって、併殺の可能性がなくなって思い切りいけたのも幸いしました。やはり何か持ってますね。その前の四球も非常にいい形で、大エース杉内が逃げ腰にさえ見えました。それだけにヒット直後に即座に代走を送られたのは残念。監督はあそこが勝負所と踏んだんでしょうが、まだ1点ビハインドで、もう一回は打席が回ってくるだけに、ちょっと交代が早すぎたんじゃないでしょうか。結果を残して気分を良くしての次の打席。期待できたと思うんですが。

 ともあれ相手ソフトバンクは足を積極的に使う、去年までとはひと味違う攻めが要警戒です。小久保も怖いですが、川崎が元気なのがいやな感じ。まだ1/144とはいえ、やはり今年は混戦模様ですね。
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2010年03月07日

中田について

 昨日今日とヤクルト戦を見ましたが、今年はまたデイフェンスにおんぶにだっこの戦いになりそうな気がします。オープン戦なので勝つためのサインプレーをほとんどやっていないこともありますが、繋がらないことおびただしい。スレッジがいないことも、最初からわかっていたこととはいえ、打線の迫力不足に拍車をかけています。

 期待の中田は、一応オープン戦打率4割前後をキープしてますが、打点もホームランもなく、二線級の投手から帳尻合わせ的に打っているだけで、いまいち煮え切らない。今日なんて由規の前に手も足も出ず2三振。由規も中田には絶対打たれたくないという敵愾心がムキダシで、ほかの打者の5割り増しぐらいの強いタマを放ってました。残念ながら現時点ではずいぶん差があるとしか言えません。たぶん一発でもホームランが出ればがらりと変わるのではないかと思いますが、現状ではとてもスレッジの穴を埋めたとは言えないですね。

 ダルに言われ、監督に言われ、コーチにも言われ、いろんな人からいろんなことを言われて、混乱してるんじゃないでしょうか。打席の様子を見ても、どうも落ち着きがなく気弱げで、迷いが感じられてなりません。球団も監督も今年はよほどのことがない限り中田を一軍で育てる気だと思いますが、もう少しプレッシャーのかからない形でやらせてあげたいものです。
posted by Fighters503 at 21:03| Comment(0) | TrackBack(0) | Fighters その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月02日

いよいよ3月

 いよいよ開幕まで3週間を切りました。キャンプも終わり、オープン戦に突入です。あしたからは札幌ドームで2連戦。ワクワクしますね。

 さて現在のチーム状況はというと、森本は相変わらず腰痛でまともな練習もできていない様子。ここから巻き返しても、開幕一軍は厳しいでしょう。菊池は骨折明けで2軍で調整中。糸数もヒジの調子が思わしくないらしい。大塚はピッチングを再開したのかな? 多田野、吉川もファームに行ったみたいですが、これは故障ではなく現在の調子を見てのものでしょうか。先発調整の機会を与えるためか。

 いっぽう、左翼手争いはいっそう激しくなっています。守備は村田>陽>中田、走塁も村田>陽>中田、打撃は公平にみて横一線。やはり期待が大きいのは中田ですが、守備走塁の弱さを補うには打ちまくるしかない。オープン戦2試合ではよく打っていますが、単打が多く彼の最大の売りであるはずの長打という点では物足りない。構えを小さくして確実性を求めているのは、なんとか結果を出したいという気持ちのあらわれでしょうが、それでバッティングまで小さくなってしまっては意味がない。そこらへんを首脳陣がどう判断するかですが、単に現時点での実力だけ見れば、レフトスタメンは厳しいというのが私の見立てです。

 開幕戦の相手先発はよほどのことがない限り左の杉内でしょうから、村田ではなく陽が開幕スタメンと見るのが妥当でしょうか。しかし首脳陣は、ダルビッシュが投げる試合は守備重視でいく方針を固めたようです。陽は先日のオープン戦でもまずい守備をやらかしたように、全幅の信頼を置くにはまだ不安があります。なので、あえて右左を無視して村田スタメンという可能性も、なくはない。その後は右・左での使い分けで村田と陽が交互出場(去年序盤の糸井と森本みたいな感じ)という感じでしょうか。また陽は身体能力に頼るタイプのように見えるので、細かいプレーができるかどうか。現在チームは2番打者をどうするか試行錯誤してますが、サインプレーなど細かい野球が求められる2番は、村田のほうが適任でしょう。選択肢は多くあります。梨田監督が悩んでしまうような激しい高レベルの争いを期待しましょう。

 しかし中田には、ほかの選手にはない華がある。打席に立ったときの期待感やワクワク感、そして選手として完成したときのスケールも桁外れのはず。多少の欠点や不安はあっても、やはり使ってみたい選手であることには違いないですね。過去2年間、中田の一軍出場が少なかったのは、今年新人王を狙わせるという球団の意図もあったはずです。なので高卒3年目でもDH出場があるかもしれません(一塁手としての出場はないと梨田監督は断言していた)。

 先日のエントリーで内野の層が薄いと指摘しましたが、新人・加藤政が健闘、それに刺激されるように高口が攻守走に見違えるように成長し、飯山までもが打撃好調。ケガがちな金子や二岡にフル出場は望めない今、彼らが金子と遜色ないレベルまで進化してくれたら、これは非常に心強い。賢介や小谷野らのバックアップとしても、今後彼らがいかに成長してくれるかが重要になってきます。いっそうの精進を期待しましょう。

 捕手争いはツル、大野、今成がしのぎを削っている状況。経験がものをいうポジションなので、シーズンに入ればツルが使われる機会が多くなるはずです。とはいえ梨田は自分の手で大野を育てたいでしょうから、ツルには正念場です。個人的には今成にもっとチャンスを与えてやってほしい。

 ほかのレギュラー選手はおおむね順調のようですが、実質2年目の糸井が、今年はかなり厳しい攻めにあいそう。すでにオープン戦でも兆候が出てますが、徹底的に内角をつかれ、最後は外角に変化球を落とされ手が出ず見逃し三振、という場面が増えそう。台頭してきた選手が誰もが通る道ですが、なんとか乗り越えてほしいもの。

 一方の先発投手ですが、武田勝に若干の不安があります。年々防御率が低下しているのは打者に慣れられた証拠で、タマに力があるわけではなく打者との駆け引きでかわすタイプとしては、かなり危うい。彼の先発が機能しなくなる可能性もあり、糸数が前述のような状態で、そうすると外人ふたりが大きな役割を果たすことになりそう。もちろん吉川あたりがローテに定着してくれたらこれほどありがたいことはないですが、高卒2年目の土屋の評判がうなぎ登りで、こっちにも注目です。涌井や成瀬がそうであるように、横浜高出の投手はプロに入って大きく伸びるので、期待は大きいですね。

 リリーフ陣は菊池が出遅れてはいるものの、特に心配はないと考えます。欲を言えば20代前半の若い投手が出てきてほしいのは先発と同じ。

 さて、これからオープン戦が本格化して、戦力の見極めがなされていくわけですが、開幕まで間がないぶん実戦が少ない。実績のない選手はチャンスに一発回答するぐらいの覚悟で行ってもらいたいものです。いずれにしろ楽しみですね!
posted by Fighters503 at 17:34| Comment(1) | TrackBack(0) | Fighters その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月15日

外野戦争

 沖縄は雨続きのようで、昨日の練習試合も中止。グラウンドが使えないと内外野の連携プレー練習ができないので、うちのような守備型のチームにとっては痛いですね。土曜日の練習試合は大味な試合でしたが、吉川に成長のあとが見えたのが収穫。なんとかローテに入ってほしいものです。矢貫はもう少し実戦で経験を積みたい。須永は今年も微妙な感じ。あとがないだけに頑張ってほしいですが……

 さて、キャンプも中盤が過ぎて、森本が腰痛、菊池が骨折で別調整になっています。菊池の出遅れは木田、加藤といった移籍組でまかなうことになりそうですが、どちらも実績のある選手なので、体調さえ良ければそう大崩れはしないでしょう。菊池も軽いケガのようで、大事には至らなさそう。

 しかし森本は、本人的にも焦りがあると思います。それというのも今年は外野の競争が例年になく激しいからで、先日のGAORAのインタビューで坪井も言ってましたが、ちょっと外野に人を集めすぎじゃないでしょうか。稲葉・糸井・森本・坪井・紺田といった去年の一軍組に加え、村田・陽・中田といった若手、さらに移籍の関口もアピールに必死だし、鵜久森だって黙っていないでしょう。内野の層の薄さに比べ、アンバランスです。稲葉と糸井が定位置確実とすれば、残りは一枠しかない。中田と陽と村田のうち2人は控えに回ってしまうわけです。これはあまりにもったいない。

 断言はできませんが、開幕までに駆け込みでトレードの可能性がありそうです。余剰になりそうな外野を放出して、相手はずばり、内野手。金子はどのみち併用前提ですが、仮にこの先、賢介や小谷野といったあたりがケガでもしようものなら、代役が今浪や高口や飯山では、守備はまだしも打撃では大幅に戦力ダウンは確実。二岡は持病持ちだし、加藤や岩舘は未知数。こうなってくると稲田はかなり貴重な戦力だったと痛感するわけですが、さて、どうなることか。一軍経験のある選手がツルと大野ぐらいしかいない(中嶋は除く。信二はもう捕手はないでしょう)捕手もヤバイ状況なので、捕手が相手ということもありそうです。
posted by Fighters503 at 13:20| Comment(0) | TrackBack(0) | Fighters その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月06日

今年の球界はいやなことが続くけど……

 オリックス小瀬選手。驚きました。いったい何があったんでしょう。24歳の若さで、今年はレギュラー定着が期待される有望選手。しかも昨年暮れに結婚式をあげたばかり。前途に光しかないはずの若者が、そこまで追い詰められなくてはならなかった現実とは何だったのか。敵としてみても実にいやらしい選手でした。ファイターズの試合を通じてしか知りませんが、そんな私でさえショックは大きいのに、ご遺族や関係者、ファンの方の心痛はいかばかりか。もしこれがうちの選手だったら……と考えると胸が痛くなります。小林さんといい、なんか今年の球界はいやなことが起こりすぎ。心からご冥福申し上げます。

 さて今年の沖縄キャンプは雨にたたられているようですが、それ以外はまずまず順調な模様。一軍で森本、二軍で新人・大塚が別メニューになってるみたいですが、ダルなど故障明けの選手が元気にやっているのが何より。この時期はいい話しか伝わってきませんし、一部人気選手の動向しか報じられませんから、実際にどうなのかは我々にはうかがいしれませんが、意識の高い選手ばかりなので、心配はないでしょう。

 注目の左翼手争いは、陽が一皮剥けた様子。中田はどうもやることなすことピントがずれてる感じですが、まずはじっくり見守っていきましょう。
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2010年01月31日

明日からキャンプ

 すっかりごぶさたしてました。といっても、もう見てくれてる人なんていないかな? 気付けば、もうキャンプです。球春到来ですね。

 日本シリーズ第5戦、武田久が連続ホームランを打たれてサヨナラ負けしてからすっかり意気消沈してしまい、どうも更新する気力がわかず……私がもっとも忌み嫌う球団との(あの時点での)圧倒的な力差を思い知らされた瞬間でした。あの球団はとてつもなく高い壁ですが、いずれは撃破しなければならない相手。今後のいい目標ができました。

 それにしても小林コーチの急逝には驚きました。ファイターズのコーチとしては志半ばだっただけにさぞや無念だったでしょう。後任は吉井かと思えば島崎の昇格。当面は弔い合戦的な意味合いでチームの一体感は増しそうですが、2〜3年後にじわじわと影響が出てきそう。

 このオフは藤井、スウィーニーという(一応)ローテ投手が2人抜け、CSの大ヒーロー、スレッジもいなくなった。外人投手を3人補強したものの、野手は新人と移籍組以外特にめぼしい新戦力もなし。それでもそんなに不安を感じないのは、これまで毎年のように主力が抜け、そのつどBクラス〜最下位予想されながら、なんだかんだと毎年のように優勝争いしてきたからでしょう。今年もたぶんメディアや評論家からの評価は低いでしょうが、戦い方、勝ち方を知ってる選手・チームですから、私はそんなに心配はしていません。とはいえ勝負事ですし、今年は去年Bクラスだったチームがかなり巻き返してきそうな気配もあり(特に指揮官が代わって野球の質がかなり変わりそうなオリックスは不気味です)、いずれにしろペナントは混戦模様でしょう。

 今年のうちの課題は、若手の台頭による世代交代だと思います。スレッジの後釜の外人野手を補強しなかったのは、若手の台頭を期待しているからでしょうし、またその見通しも立っているんでしょう。中田は外野一本で行くそうですが、首尾良くレギュラーに定着しても、左翼が穴になる可能性がある。陽は内外野兼任でいくみたいですが、やはりショートに定着してほしい。大野や鵜久森、あるいは村田などもそうですが、最低でも2人、20代前半のイキのいい野手に、なんとしても今年中にレギュラー定着してもらわねば、今の主力が高齢化する2〜3年後が不安です。できれば稲葉あたりはDHに専念してもらうぐらいの新陳代謝が欲しい。

 もちろん投手陣も同様です。ローテはダル、八木、武田勝がほぼ確定で、糸数も有力候補、残りが外人2人を含む競争になるんでしょうが、できれば吉川、植村、ダース、榊原あたりが定着してほしい。外人投手を2〜3年タームで使い捨てるのではなく、生え抜きの若手でがっちり固めることで、投手王国が築けるからです。その意味で小林さんの不在は痛いですが……

個人的なスタメン及びローテの希望

二 賢介
右 村田
中 糸井
左 中田
D 稲葉
一 信二
三 小谷野
遊 陽
補 大野

先発
ダル
八木
武田勝
糸数
吉川
林(カーライル)

 あしたから恒例のGAORAのキャンプリポート番組も始まるので、それを見ながら、思ったことなどを更新していきます。よろしくお願いします。
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2009年10月24日

日本シリーズ進出

日本ハム 9X-4 楽天

 長く、苦しい戦いでした。結果だけ見ればアドバンテージも含め4勝1敗と完勝ですが、どのゲームも紙一重の勝負でした。いい例が初戦の大逆転劇です。スレッジの当たりがスタンドに飛び込まなければそのまま楽天に押し切られていたでしょうし、第一ステージ圧勝の勢いのまま、岩隈田中で一気に土俵際まで押し込まれていた可能性は高い。梨田さんが優勝インタビューで言った通り、スレッジの奇跡的な一発こそが、チームに流れを呼び込んだのです。

 私はその日仕事で外出していて試合を見られず、携帯で経過をチェック、9回表に鉄平の2ランが出た時点で負けたと思い込み、行きつけのバーで中日ファンのマスターと敗戦の弁を語っていたんですが、夜も更けてマスターがPCでチェックして結果を知りびっくりした次第です。最後まで決して諦めない、と口ではいうものの、まさかこんな大舞台でこんなことが起こるなんて想像も付かなかった。しかし、あそこであの逆転劇を演出できるのが、うちの底力であり、最後の最後に楽天と明暗を分けた理由でしょう。

 今日の試合も本当に紙一重でした。8回裏のあの場面で岩隈を出してくる野村監督の執念は、本当に恐ろしい。2日前に125球完投したエースをあえて送りこみ、絶対諦めないという姿勢を見せる。岩隈が見事スレッジを抑えれば勢いが出て一気に盛り上がり、9回表の攻撃にも弾みが出る。そんな老将の気迫に応え、マウンドにあがった岩隈の男気にも脱帽です。結果としてスレッジの空恐ろしいほどの集中力と勝負強さが、それを上回ったわけですが、岩隈とノムさんの壮絶なまでの散りざまは、おそらくはのちのちまで語り継がれるんじゃないでしょうか。やるだけのことはすべてやって、負けた。これが楽天とウチの現状での差です。選手個々の力量差というより、観客も含め一丸となったチーム力の差、でしょうか。これがKスタ宮城での試合なら、まったく逆の結果になっていたのは明白です。スレッジに打たれた直後のノムさんと岩隈の、すべてを吹っ切ったような笑みが、なんとも印象的でした。あれが、すべてを燃やし尽くし全力を出し切った者の表情なんですね。

 終わったあとのノムさんの胴上げも良かったですね。吉井コーチが、まず野村監督に走り寄って挨拶に行き、それから梨田監督が、そして稲葉が声をかけ、両軍選手による胴上げ。その後は両軍選手が健闘をたたえあう。たしか一昨年のCSでもロッテとウチで同じような試合後の交歓がありましたが、これこそがセ・リーグにはない、パ・リーグならではの良さです。これまた、球史に残る名場面でした。

 さて、日本シリーズです。ダルが果たして投げられるのかどうか。よほど劇的に回復しない限り無理そうな気配です。数年前の西武と讀賣のシリーズで、故障明けの松坂が万全でないまま初戦に投げ、清原に特大の一発を浴びて負けて、そのまま西武が4連敗、ということがありましたけど、来年以降を考えても無理はさせられません。

 CSを見てもわかりますが、うちは先発というより、ブルペン陣におんぶにだっこのチーム。CSでもちゃんと先発の責任を果たしたと言えるのは若い糸数のみというテイタラクです。今年はよく繋がる打線のおかげで、先発が多少失点しても、中継ぎがふんばり、打線が爆発して終盤に逆転するケースも目立ちました。しかし相手投手が良ければ、それも望めない。果たして今の讀賣相手にそんな戦い方が通用するかどうか。CSは大黒柱抜きでもチームワークで勝てましたが、はたして……正直言って、東京ドームであの打線相手に試合するのは怖い。CSではほとんど存在感のなかった二岡さんに期待しましょう。

(追記)
 中田が代打で登場。しかし見逃し三振はいただけませんね。来年以降に期待です。
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2009年10月17日

いざ決戦へ

 優勝、そして小田と伊藤の引退という重大トピックがあったのに、多忙にかまけ更新できませんでした。最後はかなりよろよろしましたが、なんとか第一目標はクリア。この5年でAクラス4度と3度の優勝。まずは常勝チームへの階段をひとつあがったといっていいでしょう。

 しかしCS第2ステージは厳しい戦いになりそうです。いま、楽天とソフトバンクの試合が終わりましたが、楽天の勢いはほんとうにすごい。監督解任問題とか監督批判問題とか、ふつうならチームがガタガタになりそうなトラブルさえも、逆にチカラにして勢いを加速させている。しかも勢いだけじゃない。全部逆方向へのヒットで先制点をもぎとった今日の攻撃に示されるように、フォアザチームに徹した選手の意識も確立されている。しかも岩隈田中という2本柱が絶好調で、打線も活発。山崎セギという大砲2本がいい調子を保っている。穴が見あたらない状態です。2連勝の勢いで乗り込んでくるだけに、手強い。

 しかもウチは絶対エースの出場が絶望的という最悪の状況です。レギュラーシーズン終了後のブランクによる試合勘の鈍りの問題もある。しかしそうした戦力面のハンデ以上に怖い、というかイヤなのが「楽天を日本シリーズに」というメディア主導の世論が完全に出来上がっていること。ソフトバンクがなすすべもなく完敗したのは、主力の故障やアウェーでの戦いということ以上に、この雰囲気に呑み込まれてしまったということが大きいと思います。そのあおりで、ダルの故障もあり、ファンの間に「今年は仕方ないかな」という雰囲気が醸成されてしまうのが、一番困るのです。もちろん第2ステージは札幌での開催。地元のファンの後押しが、なにより重要です。いくら田中が駒大苫小牧のヒーローだったとはいっても、今回ばかりは甘い顔をしてはなりません。

 楽天は第1ステージ2試合で投手を2人しか使っていないのがどう出るか。リリーフ陣は、ポストシーズンのプレッシャーのかかる異様な雰囲気を未体験のまま挑むことになるわけですから、攻めるポイントがあるとすれば、まずそこでしょう。もちろん岩隈田中以外の先発に対してもそう。

 うちは、本来なら第一戦と、もつれこんだら第6戦の先発も計算していたダルがいない。そしておそらく第2戦第3戦に、中5日で岩隈と田中がくる。カギは初戦です。ウチは武田勝で、相手は永井でしょう。ここで勝てれば1勝のアドバンテージがあるだけにがぜん有利になる。しかし落とすと2,3戦に岩隈田中が控えているだけに、一気に苦しくなる。

 そして楽天同様、ブルペン陣の調子が死命を制しそうです。特にシーズン終盤にやや調子を落とした宮西と菊地がどうか。ダルがおらず完投を期待できる先発がいないだけに、いかに継投をスムーズにおこなうか、監督采配もカギです。梨田さん、はたして冷静に対処できるでしょうか。この点では百戦錬磨の野村さんのほうに一日の長がある。昨日のダブルスチールなんて、まさに野村采配の真骨頂でした。

 世論の逆風に関しては、これまでメディアがうちの後押しをしてくれたことなど一回もありません。そんな状況で勝ち進んできたのがウチです。ここはそんな選手たちの意地と反発心、そして勝ち方を知っている常勝チームとしての技術と意識の高さに期待しましょう。そしてあわよくば中田あたりが救世主となって打ちまくってくれれば、ムードも一気に盛り上がり、最高のクライマックス・シリーズになるかもしれません。
posted by Fighters503 at 16:52| Comment(3) | TrackBack(0) | Fighters その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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